鶏もも肉、長ねぎを食べやすい大きさに切り、しめじはつぼ（下の部分）を切り落としてバラバラにしておきます。

オリーブオイルをフライパンにとり、とろ火でニンニクをいためます。ニンニクを使うパスタ（特にオイル系）で最も重要ともいえるのがこのニンニクをいためる段階です。 ニンニクをこがしてしまうと（狐色にしてしまうと）、ソースとなるオイルが独特な苦味をもってしまいます。もしここで失敗したと思ったなら、いさぎよくオイルごと捨てて、はじめからやり直したほうがよいです。

ポイントとなるのは、オイルが冷たいうちからニンニクをいれて、ゆっくりといためていくことです。 じっくりと炒めれば炒めるほど、それだけニンニクの旨みと香りがオイルに伝わるからです。 余熱でもニンニクは変色していくので、色づき始めたと思ったらすぐに次の段階にすすみます。

唐辛子、生姜、鶏肉、長ネギを加えて強火でいためます。フライパンをかたむけてオイルの池をつくり、そこで揚げるように一気にやくとよいです。 このとき、鶏肉に軽く塩・胡椒をふって下味をつけておくことで、鶏肉がパスタになじみます。

続いてキノコも加えていためます。キノコの処理としては、弱火〜中火でじっくりといためて（キノコの水分をだして）ソースに旨みを伝える方法と、強火でいっきにいためて旨みをとじこめる方法がありますが、このパスタは後者の方法をとります。強火のまま一気にいためましょう。

味醂と日本酒をふって強火にしてアルコール分をとばします。フライパンの食材のない部分に味醂と日本酒をとり、泡をある程度だせばよいです。 その後、醤油と塩で調味します。調味料はオイル（ソース）に加えなるべく食材にかからないようにします（上写真）。食材にかけてしまうとそれがしょっぱくなってしまうからです。

そしてゆでたスパゲッティを加えてよくからめます。