このパスタについて・・・
ボンゴレとはアサリのことをいい、アンコは白のことです。
シンプルながら、アサリの旨みが楽しめる定番な一品。
アサリがお好きなら、
トマトソースのボンゴレロッソ(赤)、イカ墨のボンゴレネロ(黒)、
ジェノベーゼのボンゴレベルデ(緑)も挑戦してみてください。
ここでは、オイル系パスタには欠かすことのできない、
ニンニクと唐辛子の処理に注意しながら、作ってみます。
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〜 材料 〜
一人分/麺100g用(大盛り150g用) |
・輪切りしたニンニク |
8g(10) |
・貝殻つきのアサリ |
150g |
・白ワイン |
20cc |
・輪切り唐辛子 |
一つまみ |
・オリーブオイル |
30cc(40) |
・塩 ・胡椒 ・パセリ
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適量 |
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1.ニンニクを輪切りにする。
ニンニク一球をはがし、両サイドを切り落として皮をむきます。そして半分に切って、中心部の芽を取り除きます。
軽く押すだけで、にゅるっとでてくることもありますが、でてこないときはつまようじかなにかでほじくって取りましょう(上写真)。
そして輪切り(下写真)ですが、薄く綺麗に切るコツは、"切れ味のよい包丁を使うこと"と"慣れ"です。面倒であれば、
ガーリックアッシュ(みじん切り)にしてもかまいません。味には差はありませんので・・・。
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2.唐辛子を輪切りにする。
唐辛子の両サイドを切り落とし、中身を取り出します。つまようじで軽くほじれば綺麗に取り除けます。
その後、適当な大きさに切っていきます。最初から輪切り状態になったものを買ってもかまいません。
ちなみに、そのまま使うよりも輪切りにしたほうが、辛くなりやすくなります。
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3.アサリを蒸す。
(上写真)のようにアサリを並べて、白ワインをいれ、フタをして蒸します。貝が開いたら、
ボールかなにかにあけて、半分ほどのアサリの殻をとってしまします。アサリが右写真のように多い場合は、
食べる時に殻が邪魔になってしまうからです。
アサリをそれほど使わない(使用量100g以下くらい)場合や、大きい良質のアサリを用いて数が少ない場合は、
殻を取り除く必要がないので、ニンニクを炒めた後に、そこにワインとアサリをいれて蒸してもかまいません(つまりこれを4のあとにもってくる)。
ここで下ごしらえとしてアサリを先に蒸して殻をとってしまうのは、
にんにくをいためたオリーブオイルにつかってしまうと、殻を取り除くのが非常に面倒だからです。
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4.ニンニクをいためる。
オリーブオイルを使い、弱火でニンニクをいためます。ニンニクを使うパスタ(特にオイル系)で最も重要ともいえるのが、このローストガーリックを作る段階なのです。
ここで失敗したら、いさぎよくオイルごとすてて、はじめからやり直したほうがよいです。
ポイントとなるのは、オイルが冷たいうちからニンニクをいれて、ゆっくりといためていくことです。
じっくりと炒めれば炒めるほど、それだけニンニクの旨みがオイルに伝わるからです。
余熱でもニンニクは変色していくので、少し狐色になり始めたと思ったら、唐辛子を加え、次の段階にすすみます。
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5.アサリを汁ごとくわえる。
4に3のアサリを汁ごと加え、アサリの旨みとニンニクの旨みをまぜます。
アサリはいためすぎるとたちまち美味しくなくなるので、火が通ったらすぐ火を止めます。
そして、パスタが加わることを考えて、少ししょっぱいかな、程度に塩と胡椒で味付けをします。
ここでポイントとなるのは、調味料はなるべくアサリにかからないようにするということ。
アサリにかけてしまうと、それがしょっぱくなってしまうからです。
そして、ゆでたパスタを加えて、よくからめます。オイル系のパスタは、
火をくわえながらからめていくとおいしいです。
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6.盛り付ける。
盛り付けて、きざんだパセリを全体に散らします。僕は、5の段階でパセリを混ぜてしまっていますが、
それでもかまいません。
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