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Webサイトのアクセスアップ方法



1.概要
 Webサイトは、その利用者の面から2種類に大別できる。ひとつはごく限られた人にだけ公開するサイトで、もうひとつは不特定多数の人に公開するサイトだ。
 前者の場合、扱うコンテンツは身内話のような特定者向けなものになり、メインコンテンツは電子掲示板(BBS)になったりする傾向が強い。 検索エンジン等に登録したり外部からリンクを張られたりしなければ、外部にそのサイトの存在が知られることはあまりない。 念のためにHTMLの head 要素に下記のようなメタタグを挿入すれば google のようなロボット検索を制御することもできる (noindex はたとえそのページが他ページから詮索されても、検索結果への表示を禁止し、nofollow はそのページからリンクされているページの詮索を禁止する)。(※注1)

<meta name="robots" content="noindex,nofollow">
  もしくは
<meta name="robots" content="none">

 一方、後者のサイトの場合、つまりできるだけ多くの人に見てもらうことを望むサイトの場合は、前者の場合と全く逆のスタンスをとることが必要となる。 すなわち、扱うコンテンツは多くの人にとって有意義なもの(おもしろい、得たい情報があるetc.)にし、 検索エンジン等に登録したり外部からリンクを張られたりすることに努め、そしてアクセスアップにつながるような小テクニックを積み重ねることがアクセスアップの鍵となる。

※注1:ただしロボット検索制御のメタ要素を挿入しても、サイトを公にしていることには変わりはないので、全く関係のない他人に閲覧されても文句は言えない。 たとえば、サイトから任意のサイトにリンクし、そのリンク先のサイトがアクセス解析を導入していたら、リンク元であるの貴方のサイトのURLがばれてしまう。 リンクを2重構造にするなどの手段もあるが、より確実な方法は htaccess や cgi を使ってパスワード制にすることだろう(ここでの趣旨に反するので説明は省略する)。


2.コンテンツ
 Webサイトのアクセスを増やす最も有効な方法は、当然のことながら、コンテンツの質を向上させ量を増やすことである。 質を向上させ量を増やすことでリピーターが増え、また文章量が増えればそれだけ検索エンジンにひっかかりやすくもなる。


≪≪扱う内容は好きなものを≫≫

 扱う内容はどんなものでもかまわないが、自分の好きなこと・得意なこと・なじみのある事を扱うのがやはり自然であろう。 下手に「需要がありそうなものを」と意識して自分にあわないコンテンツを扱っても、更新が苦痛になるだけであろうし、 本当に好きでそれを扱っているサイトには勝つことは困難である。「好きこそものの上手なれ」はWebの世界でも同じなのだ。


≪≪マイナーなコンテンツでもよい。≫≫

 それでは、自分の興味事がポピュラーなものとは縁がなく、マイナーなものであったりマニアックなものであったりする場合はどうか?好きだからという理由だけでそれに関するWebサイトを作ってアクセスは望めるのか? 答えはイエスである。どんなにテーマで作成しても必ずアクセスが望める事が、Webサイトの最大の魅力の1つであると思うが、以下にその理由を述べる。

 カルチャースクールを開くなどして、オフライン(現実世界)で何かを他人に教えようとする場合は、マイナーな事やマニアックな事を扱ってしまうとよほど大都市でもない限り、多くの生徒を獲得する事は難しい。 オフラインでは空間的な束縛があり、それを利用可能な環境にある人の絶対数も限られてくるからだ。期待できる生徒数を導く式は以下のとおり。

  ①人口・U(人) × 利用可能な環境にある人の割合・A(%) = 利用可能な環境にある人・Q(人)
  ②利用可能な環境にある人・Q(人) × 扱う内容に興味がある人の割合・B(%) = 利用しうる人・P(人)
  ③利用しうる人・P(人) × 実際に利用する人の割合・C(%) = 利用する人・T(人)

例えばパスタ限定の料理教室をある街で開こうとした場合を考えよう。その料理教室に通うことができる場所に住んでいる人が「利用可能な環境にある人」、 パスタが大好きだという人が100人中何人いるかが「扱う内容に興味がある人の割合」となる。 20万人が住む街(Q=20万人)でパスタマニアの割合が1000人に1人(B=0.1%)である場合は「利用しうる人」、つまり「パスタが大好きで、その料理教室に通う可能性のある人」は、 20万人×0.1%=200人(P)となる。しかし、もちろんパスタが大好きな人全てが教室に通いだすことはない。 パスタ教室に通うのに授業料がかかるなら金銭的な制約、多忙な人なら時間的な制約がかかるし、そもそもそのパスタ教室の評判が悪かったり、教室が宣伝したりしなければ生徒は集まらない。 同じ街に評判のいい大きなパスタ教室が既にあれば、それも生徒獲得の障壁となるだろう。このように、③式の C を下げる因子はたくさんあるわけで、 よって「利用する人」は「利用しうる人」の数パーセントもあればよいことになり、結局望める生徒数(P)は数人になってしまうのである。これではとてもじゃないが料理教室など運営できない。 パスタ限定の料理教室が存在しないのは以上のよう理由から当然なのである。

 一方Webサイト(オンライン)で何かを伝えようとする場合はどうか。これも上式を使って考察することができる。 例えばパスタに関するWebサイトを作る場合を考えよう。先ほどは1つの街の人口を示していた「利用可能な環境にある人」は、この場合「インターネットを利用している人」となる。 インターネット利用者数は2002年末の通産省がだしたデータによると、日本の人口(U)の54.5%(A)である6942万人(Q)。 パスタの料理教室のケースでは20万人であった「利用しうる人の数」が、空間的束縛をうけないオンラインの世界では6942万人となるのである。 これだけ母体数が増えれば、全国のパスタマニアの割合(B)が1つの街のそれと変わらない0.1%だとしても、そのサイトにアクセスしそうな人(P)は一気に増える(具体的な数値で言えば 6942万人×0.1%=7万人 )。 これにより、実際に利用する人(T)ももちろん多くなる事は容易に想像できるであろう。また、オンラインは時間的・金銭的な制約がオフラインよりも低い場合がほとんどであるため、③式のCが比較的高くなる傾向にあることもつけたしておく。

 まとめると、オンラインでは「利用可能な環境にある人」が、つまり母体数が多いため、オフラインでは利用者獲得が難しいようなマイナーなコンテンツであってもアクセスを望むことができるのである。


≪≪客観的に評価して「見たい」コンテンツにする≫≫

 マイナーなコンテンツであってもアクセスを望むことができる。それでは、どんなコンテンツであっても、Webサイトは作りさえすればアクセスがのびていく事につながるのであろうか。 答えはノーである。いくら「利用可能な環境にある人(Q)」が、つまり母体数が多くても、 「扱う内容に興味がある人の割合(B)」や「実際に利用する人の割合(C)」が極端に低ければ、実際に「利用する人(T)」は少ないものになってしまうことは明らかであろう。

 上式②の「扱う内容に興味がある人の割合(B)」が極端に低くなるコンテンツは、例えば自己紹介サイトである。著名人の自己紹介サイトならまだしも、 全くの他人の人生や趣味事を聞きたいと思える人ははたして日本全土で何人いるだろうか。 日記サイトやテキストサイトも同様で、人をひきつける何か(例えば面白さや非日常性等)をもったカリスマサイトでないかぎり、それらは知人などの「特定者向け」なのである。

 一方上式③の「実際に利用する人の割合(C)」が極端に低いWebサイトは、例えば内容がないサイトである。 「マイナーなコンテンツであってもアクセスを望むことができる」とはいっても、それは内容が充実してのことであり、 たとえ需要がありそうなテーマを扱ったとしても「工事中」や「予定」ばかりのWebサイトはアクセスがのびないのは容易に理解できる。 どんなにテーマを扱うにしても、その事に関しては負けないというような「看板」がなければならないのである。 優良サイトとは内容量があるサイトであってアクセス数は結果であるという大前提を忘れてはならない。

 ただし、内容量があっても、それが分散している多目的サイトは「実際に利用する人の割合(C)」を低くする傾向にある事には注意が必要だ。 「パスタと寿司が美味しいお店」と「パスタが美味しいお店」が並んでいたとき、あなたはどちらの店に入りたいだろうか。 2つのお店のパスタの美味しさが実際同じであっても、よほど前者の店やシェフが有名でもない限り、後者を選ぶであろう。 「いろいろ扱う」ということはそれだけ「うさんくささ」を漂わせるからだ。 事実、複数のコンテンツを扱う優良サイトは稀で、バランスよく全ての質が高いものなどめったにお目にかかれない。 だから、「ひとつのサイトで扱う内容は1つ」が基本であり、多目的サイトにするにしても、まずは何か「看板」を1つ持たせることに専念したほうがいいだろう。 Webサイトのトップページを見ても何を扱っているかがわからないサイトは、即効にページを閉じられる傾向にあることは意識したほうがいいかもしれない。

 では、上記の「扱う内容に興味がある人の割合(B)」や「実際に利用する人の割合(C)」を極端に低いものにしないようにするにはどうしたらよいか。 それを解決する方法は、客観的に自分のサイトのコンテンツを評価することである。 個人サイトを作成していると、どうしても内容が自己満足なものになってしまう。 この自己満足症候群のよい療法があるなら、むしろこちらが聞きたいくらいだが、とりあずは客観的に評価するよう心がけるか、正直な知人に見てもらうしかないだろう。 自分のサイトであることを教えずにオフラインの知人に意見を求めるのも手かもしれない。 ただ、「なんだよ、このサイトは。内容はないし、自己満足サイトだな。ぎゃはは。」といった事を言われ、友情が決裂しても責任はとれないのであしからず。


3.見栄え・使いやすさ
これ以降は、上でも登場した式
  ③利用しうる人・P(人) × 実際に利用する人の割合・C(%) = 利用する人・T(人)
の、「実際に利用する人の割合」をなるべく上げるために必要な条件や小技を紹介していく。

 「実際に利用する人の割合」を高めるのに最も重要な因子はなんといっても「見栄え」とである。 どんなに美味しい料理でも、見た目が悪ければそれが人々に食され楽しまれる機会は激変する。Webサイトもこれと同じである。 一度優良サイトとして認識されれば、2度目からは見栄えはそこまで重要なものでもなくなるが、 初訪問の利用者に果たす「見栄え」の役割は非常に大きい。 ブラウザでページを開いたとき、ごちゃごちゃしたレイアウトや見にくい配色のサイトがでてきたので内容にも目をくれずにそのページを閉じた経験はないだろうか。

 またWebサイトの「使いやすさ」も「実際に利用する人の割合」を高めるのに重要である。 やたら重いサイトやエラーのあるサイト、もしくはどういう構造になっているか分かりにくいサイトはリピーターを減らしてしまうだろう。

 それでは、見栄えのよいサイト・使いやすいサイトとはいったいどういうものか。 これもコンテンツと同様、客観的に自分のサイトのコンテンツを評価することにつきる。 インターネットを利用している人ならば、自分の巡回しているサイトはいくつかあると思うが、 見やすい、使いやすいサイトをお手本にし、自分のサイトと比較してみるのがいい。 ただ、見栄えや使いやすさは、コンテンツ以上に客観的な評価がしにくいという問題がある。 作っている自分自身はサイトの構造をよく理解してしまっている分、「使いにくい点」は特に気がつきにくい。 このような客観的評価が難しいものは、知人やサイトの利用者に評価を委ねるのが最もよい解決策となると思う。 できればWeb製作の知識がある者と、Webサーフィン初心者の両方に評価してもらえばなおよいだろう。 前者からは「こうしたほうがもっといいのでは」という技術的な意見が聞けるかもしれないし、 後者からは「どこに目的のページがあるか分からない」とか「どうやって操作するか分からない」というような、 全く思ってもいなかった問題点を聞きだすことができるかもしれない。

 例えば、「はまの厨」のパスタのトップページhttp://mr.hamacco.net/pasta.htmlは、 の「What's New?」で紹介しているパスタレシピのページへのリンクは、以前はパスタ名の文字列部分しか張っていなかった。 しかし、どこからレシピのページに飛べるのかが分かりにくいという指摘をうけてパスタ画像もリンクボタンにしたのである。 また、パスタレシピの一覧ページ(http://mr.hamacco.net/pasta/spa0001.htmlなど)は、 以前は「2ページ目以降はこちら→」という表記はなかったのだが、「これだとクリーム系やトマト系のパスタレシピがそれぞれ6つしかないように見える。2枚目以降のページの存在が分かりにくい」と言われ、この表記を追加したのである。

 また、見栄え・使いやすさについては、逆にどのようなサイトが好ましくないのかを考えることも有意義である。 ダサいホームページ作成マニュアル( http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4377/ ) は非常に参考になるので一読しておきたい。けっこうドキっとするものがあったりする(笑)。 またjapan.internet.comデイリーリサーチからもWeb製作に関するヒントが得られる。 ちなみに僕が気になるサイトは以下のようなサイト。
  • 文字をスタイルシートで小さめに固定してしまっているサイト。日本語(漢字や仮名)は小さめの字のほうが見栄えがよくなることが多いので、 そのようなサイトは結構多いのだが、約9割のシェアを誇るMicrosoft Internet Explorer では、「フォントサイズの変更」で字を拡大縮小することができず、 結果、中年〜老人の方にとって読みにくくなってしまう。読んで欲しい対象が若者だけであるなら全然かまわないのだが、そうでなければ文字の大きさは style="font-size:90%;" といったように設定したほうがいいと思う。
  • 淡い色で字を書くサイトも同様。
  • 彩度の強い背景や、模様のきつい背景の上に、直に文章を書いているサイト。基本的には文字列のバックは目がつかれない色にし、模様をつける場合も単調なものにしたほうがいいと思う。



4.<title>や<meta>の設定
 html要素内にはhead要素とbody要素が順にひとつずつ含まれている。本文が入るbody要素に対し、 head要素の中には、文書に関するメタデータ(文書情報)を指定する meta 要素、文書のタイトルを指定する title 要素、そして関連する別の文書との関係を示す link 要素が含まれる。 head 要素は本文には影響しないため、始めのうちは「おまじない」として片つけられてしまう場合が多いが、 アクセスアップ、つまり
  ③利用しうる人・P(人) × 実際に利用する人の割合・C(%) = 利用する人・T(人)
のCを大きくする重要な鍵がひそんでいるのである。
 head要素はhtml要素の開始タグ<html>の直後におかれ、 開始タグ<head>と終了タグ</head>で囲まれており、ヘッダとも呼ばれる。例えば次のように記述される。

     
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS"> 
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css"> 
<meta name="author" content="Mr.HAMACCO"> 
<meta name="description" content="カボチャ入りラタトゥーユのレシピ"> 
<meta name="keywords" content="ラタトゥーユのレシピ,ラタトゥーユ,ratatouille,トマトソース,
                                カボチャ,ナス,ズッキーニ,ニンジン,ピーマン,パプリカ,レシピ"> 
<title>カボチャ入りラタトゥーユ</title> 
<link rel="index" href="index.html"> 
</head>


  1. 文書のタイプおよび文字コードを指定し、文字化けを防ぐ。
  2. 文書中の style 属性で使用するスタイルシートの基準言語を指定する。
  3. 文書の制作者、もしくはそのeメールアドレスなどを記述する。
  4. 文書の概要を指定する。
  5. 文書に関連するキーワードを指定する。
  6. title要素 <title>は、文書のタイトルを指定する。
  7. link要素 <link>は、関連する別の文書との関係を示す。

 この中でアクセスアップに関係するのが4、5、6である。これについて理解する前に、検索サイトについて確認しておこう。 幾千とあるWebサイトから自分の見たい情報を探すの必要不可欠なサーチエンジンであるが、 サイトのページのリンクをたどって自動的にWebマップをつくっていくスクリプトを使ったロボット検索型(google等)と、 検索サイトの管理者が選別してつくっていくディレクトリ型(Yahoo・LookSmart等)の二つに大別される。
  • 5の meta要素は、検索エンジン(特にロボット検索型)の表示結果の文書紹介にそのまま使われることがある。 検索エンジンを利用する人にそのサイトの趣旨を伝えるのに利用する。
  • ロボット検索型の中には6の meta要素内に記述されているキーワードを解釈するものがある。 半角のコンマで区切って、文書中に使われている単語等を羅列させておけばよい。
  • 3つの中で特に重要なのが7の title要素である。 ロボット検索の中で最大級であるgoogleは、本文以上にこの部分を重要視する(ちなみにmetaタグのほうは見ないと言われている)。 検索の時によく使うキーワードを title に盛り込むことが重要なのである。ちなみにtitle はそのページの題のことであってサイト全体の名の意味ではない。 サイト名を title タグで表記する場合も、副題として関連キーワードを加えるとよい。


≪≪蛇足:サイト名について≫≫

 よく「サイト名は、何をコンテンツとして扱っているか分かりやすい名前にしたほうがいい。」という議論を見かける。 パスタのサイトであれば「簡単パスタ」とか「おいしいパスタレシピ」といった題にしたほうがいいということである。 たしかに上記の title 要素の重要性を考えば、title にそのまま書いても意味がとおるサイト名にしておいたほうが無難であろう。 またそれ以上に ディレクトリ型検索の検索結果一覧にサイト名が表記される事を考えれば、分かりやすいサイト名にすることは重要である。 そう考えると「はまの厨」は、食系のサイトであることはなんとなく分かるが、パスタと横浜グルメのサイトであることは想像できないため、 アクセスアップの点から言えば不利なサイト名となる。

 ただ、サイト名を単純な単語の組み合わせにしてしまうと次のような問題も生じる。 まずはロボット検索を利用した場合、サイト名やサイト名に使われている単語をうちこんでもそれが検索結果のトップにでてこない恐れがあるということだ。 例えば下手にサイト名を「簡単パスタ」などにしてしまうと、パスタで検索をかけたときに検索結果のトップに出力されるほど大手になれば問題ないのだが、 そうでなければ既存の大手サイトの文章内で使われている「簡単パスタ」が上に出力されてしまうこともありえる。 また、あまりに単純なサイト名ではインパクトやブランド力に欠けるという問題もある。 例えば、テキスト系サイトで「面白テキスト」というサイト名ではあまりにもインパクトに欠ける(それを狙うという高度な作戦ならよいが…)。

 結局、サイト名は自分のいいと思ったものにするのがいい、ということである。


5.本文の工夫
 本文には検索エンジンを使ったときに、入力されやすい単語や文章を使うとよい。 たとえばレシピサイトで、レシピに生姜(しょうが)を使う場合を考える。本文には"生姜"、"しょうが"、"ショウガ"、"ジンジャー"のいずれを利用するばよいだろうか。 "ジンジャー"はあまり日常的なので候補から消える。"生姜"が検索の際に入力されることが一番多い気もするが、"しょうが"や"ショウガ"と入力する人もいるだろう。 このような場合、とりあえず本文には"生姜"を使っておき、本文の隅にでも"しょうが"、"ショウガ"と書いておけばよい。

 本文に関連のある単語や文章をページの隅に、極小の字もしくは背景と同色の字で書き連ねておくのはこういう理由なのである。 上で説明したmetaタグのキーワード設定が機能しないような検索エンジンでも、本文の文字列には反応するので効果的だ。 ただ、ページ内容と関係のないキーワードまで必要以上に書き連ねたりすることは、利用者の反感をかうおそれもあるのでよしたほうがよい。


6.サイトの構造の工夫
 利用者に分かりやすいように作ることが第一である。自分が今いるページの位置を示すものや、ホーム(サイトのトップ)へのリンクを用意しておくと親切である。 ロボット検索を利用した場合ホームから入ってくるとは限らないので、ホームへのリンクなどを用意しておくことはリピーターを増やす助けとなることもあるだろう。

 また、最大級のロボット検索エンジン・Google の特性を知ることはアクセスアップにつながる。 例えば、サイト内で重要なページはトップページから直接リンクをするといい。 Google の特性上、 他サイトからリンクされることが多いトップページ(ホーム)が「重要度」の高いページになる傾向にある。 そして、ホーム⇒A⇒B⇒Cという順でリンクが張られていった場合、「重要度」は ホーム>A>B>C とどんどん下がっていてしまう。 そこで、Cが自分のサイトにとって鍵となるページである場合は、ホーム⇒A⇒B⇒Cというリンクの他に、ホーム⇒Cというリンクを用意するのである。 そうすることでCの「重要度」は上がり、結果Cが検索にひっかかる度合いが上がるのであるわけだ。
 他にも Google の特性を活かしたアクセスアップ戦略はいくらかあり、それに関して某所では議論が繰り広げられている。 ご興味のある方は、まずGoogle の秘密 -PageRank 徹底解説-を参考にされるといいだろう。


7.大手検索エンジンに登録する
≪≪代表的な検索サイト一覧・ポータルサイト一覧≫≫

検索サイト名
ポータルサイト名
使用しているディレクトリ型
エンジン(カテゴリ検索)
使用しているロボット型
エンジン(ウェブ検索)
備考
Yahoo! Yahoo! Google 最大のディレクトリ型検索サイト
Google DMOZ Google 最大のロボット型検索エンジン
MSN Search LookSmart MSN Internet Explorerが標準実装
Fresheye LookSmart TOCC Search  
excite LookSmart Google  
BIGLOBE LookSmart Google  
infoseek infoseek infoseek  
Lycos LookSmart infoseek  
goo goo goo  
OCN Fresheye goo 他  
AOL Search DMOZ・AOL Google  
@Nifty infoseek Google  
so-net Fresheye・infoseek 他 Google  
ODN LookSmart Google  
DION LookSmart Google  


≪≪大手検索エンジンに登録する・されるには…≫≫

  • のYahoo!のディレクトリ型検索エンジンに登録されると、Yahoo!登録サイトとして、カテゴリ検索結果にでてくるようになる。 Yahoo! のカテゴリ検索は、大手検索サイトの中でも群を抜いて集客力があるのでぜひ登録されたいところである。 しかしこれは望んで登録されるものではなく、登録されるにはそれなりに厳しい審査が課されるのである。 各カテゴリからサイトの推薦をすることができるが、審査に通るだけのコンテンツがあれば Yahoo!側から声がかかることもある。 とりあえずアクセスアップを望むWebサイト製作者にとって、 Yahoo! への登録は登竜門なのである。
  • ロボット検索型エンジンは基本的には登録申請する必要はない。既に登録されている他のサイトからリンクされていれば、そのリンクをたどって勝手にWebマップにあなたのサイトを追加する。 ただ、あなたのサイトがまだどこからもリンクされていない場合は自分で登録申請する必要がある。リンク数が少ないとあなたのサイトを発見するまでに時間がかかることもあるので、その場合も申請したほうが無難だ。 Googleはこちらで、 infoseekはこちらで、 gooはこちらで登録できる。 なお、MSN のロボット検索エンジンや TOCC Search は登録申請をうけつけていない。
  • DMOZは、Open Directoryプロジェクトの元、ボランティアエディタコミュニティによって構築・管理されているディレクトリであり、googleのカテゴリ検索などに使われている。 Yahoo! のカテゴリ登録と同様、サイトの推薦をすることにより審査され、登録される。
  • の LookSmart は Yahoo! に次ぐディレクトリ型検索エンジンであり、 いろいろな検索サイトのカテゴリ検索に利用されている(上表参照)。特にMSN Search に使われていることが大きく、徐々に利用者が増えている印象をうける。 LookSmart の登録申請はこちらからできるが、 問題なのは有料であるということだ。費用として5,0000円もかかってしまうので、企業ならよいが個人で負担するにはきついかもしれない。 ただし、コンテンツが充実し大手サイトになれば無料で勝手に登録される。基準は Yahoo! に通れる程度のコンテンツが目安であろうか。 Yahoo! に登録された直後にこちらも登録された事を考えると、 Yahoo! と何かしら提携を結んでおり、連動して登録されるのかもしれない。


≪≪参考≫≫




8.検索エンジンやランキングに登録する
_

前節で紹介した大手検索サイトの他にも、いわゆる検索システムを備えたポータルサイトは国内にだけでもざっと数えて三桁はあると思われる。 そのほとんどは個人が運営しているもので、検索システムに加えて人気順(アクセスの多い順)に並べて表示するランキングシステム(※注1)をもったものも多い。 このような個人ポータルサイトの検索システムやランキングには、サイト所持者であれば誰でも気軽に自分のサイトの登録を申請することができ、審査がある場合もその掲載基準はきわめて低い場合が多い。 数百の個人ポータルサイトへの登録を有料で代行するサービスを行っている企業もあるが、はたして個人ポータルサイトへの登録はアクセスアップにつながるのか検討する。

結論から言えば、個人ポータルサイトは誰でも気軽に登録できる反面、ごく一部のサイト(※注2)を除き、集客力は大手のそれと比べると微々たるものであるので直接的にはアクセスアップは小さい。 しかし、あなたのサイトへのリンクの絶対数を増やし、"重要度"を高めることで間接的にアクセスアップの助けにはなると考えられる

直接的なアクセスアップの効果とは、ポータルサイトに登録しそのポータルサイトを利用する人があなたのサイトにジャンプしてくることによるアクセスアップのことである。 この効果が小さいというのは、つまり、たとえ100個の個人ポータルサイトに登録したとしても、そのサイトからのジャンプによる閲覧者数の増加は Yahoo! の登録によるそれとはまるで比較にならないということである。 それは当然のことだ。あなたが何かを検索しようとしたとき、Yahoo!、MSN、googleといった大手検索サイト以外を利用するかといえば、おそらく使わないでしょう。 登録されているサイトの絶対量が多くブランド力もある大手検索サイトを使わずに、あえて個人検索サイトを使うなど、それが何かに特化されたポータルサイト(※注2)でもない限り、使う理由がないのである。

それでは個人ポータルサイトにアクセスする人はどのような人かと言えば、それはサイトの管理人がほとんどであると思う(大手ポータルサイトと間違えて利用してしまったというPC初心者を除く)。 つまり、アクセスアップを望むサイトの管理人が、自分のサイトの登録のために訪れている(もしくは登録後にそれを確認する)のがアクセスの大半を占めているのではないかということだ。 実際アクセス解析を見ても、個人ポータルサイトの検索システム(※注2で紹介するような特化されたポータルサイトではなくさまざまな分野を扱う総合検索システム)を利用して当サイトにいらっしゃる方は、1ヶ月に数人のレベルである。 また「個人ポータルサイトのアクセスの大半はサイトの管理人が占めている」ことはランキングを見ても想像できる。 いくつかのポータルサイトのランキングを見れば、その上位に他のランキングサイトがはいっている事があったりあする。 つまり、ランキングをもったポータルサイトが互いにリンクしあい、登録を考えるサイトの管理人がたらいまわしになっている状態になっているのである。

こうなると、個人ポータルサイトに登録する価値はなさそうに思えてくる。しかし、そうではないと思う。 個人ポータルサイトからのアクセスはほとんど望めないが、登録することで自分のサイトへのリンク数を簡単に増やすことができるのである。 上でもふれたように、google はリンクの量とリンク元ページの"重要度"によってそのページの"重要度"を決めるのだが、 検索結果のページからあなたのサイトにリンクが張られるということは、"重要度"アップにつながるのである。 もちろん個人ポータルサイトの検索結果のページの"重要度"はとても低い場合がほとんどであるが、 それでも「塵がつもれば山となる」であり、多くの個人ポータルサイトに登録すれば"重要度"アップ、しいてはアクセスアップの助けとなるのである。これが期待できる「間接的なアクセスアップ」である。

この下に、わりとアクセスアップの効果がある個人ポータルサイトをまとめておいたので参照されたい。


※注1:ランキングのつけかたとしては、①登録されたサイトからのリンクによる移動をカウントするいわゆる逆アクセスランキング、②"投票ボタン"による投票形式のランキング、 そして③登録されたサイトの日アクセス数を解析する形式のランキングの3種類に大別される。中には複数のランキング形式を兼ねたサイトもあり、これらを一般的にランキングサイトなどと言う。 ただしランキングは、自分のサイトのアクセス数が少ないうちは登録の意味がないということに注意が必要である。 ランキングはアクセス数がある程度あって上位に表示されるサイトにとっては効果があるものであるが、 逆にそうでないサイトにとっては全く意味のないものである。つまりランキングは、アクセスのあるサイトがよりアクセスを増やすためのシステムといえる。

※注2:個人ポータルサイトでもアクセスアップを期待できるサイトは以下の2つのタイプに大別される。
①比較的長い間運営されておりサイトの登録数が多い場合。個人ポータルサイトでも日アクセスが四桁以上のサイトであればアクセスアップにつながる事もある。 特にそれがランキングサイトで自分のサイトが上位をとることができるのであれば、その効果は大きい。例えば、 WEB RANKINGWeb Gateらんきんぐ調査団人気サイトランキングからしれんこんランキング等。
②何かに特化されたポータルサイトである場合。総合検索システムではYahoo!やGoogleにはかなわなくとも、 何かひとつの分野について扱うのであれば、その使い勝手やデザインによっては個人ポータルサイトの方が優れていることもある。 例えば、料理サイトだけを扱ったレシピFan!や、 個人サイトを扱った個人ページナビゲーター・JOY★ふみコミュニティ★、 女性向けのポータルサイト女性のためのサーチ等。


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