ドライカレーについて・・・
ドライカレーは、その名のとおりルーが半液状ではなくドライ(乾燥)な状態に近いカレーのことですが、
ひとくちにドライカレーといっても、カレー同様さまざまな種類があります。
僕が作るドライカレーは、全ての食材が細かくなっているタイプのもので、
作り方も食感も、ミートソースに近いものがあります。
通常、ドライカレーはライスと一緒に食べることがほとんどなわけですが、実はパスタともなかなか相性がよいです。
普通の半液状のカレーは、ドロッとしたその食感がパスタとはミスマッチなのですが、
ドライカレーであれば問題ありません。
ドライカレーを多めに作れば、ライスとパスタで二度楽しめます。
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〜 材料 〜
700cc(5-7食分) |
・牛ひき肉 |
300g |
・ホールトマト缶 |
200g |
・みじん切りしたタマネギ |
200g |
・みじん切りしたニンジン |
100g |
・みじん切りしたセロリの茎 |
80g |
・みじん切りしたピーマン |
100g |
・ニンニク |
1かけ |
・ローリエ(月桂樹の葉) |
1枚 |
・カレーフレーク orカレーのルー |
適量 |
・固形スープ orフォン・ド・ボー |
5g |
・オリーブオイル(or油) |
30cc |
・塩 ・胡椒 |
適量 |
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1.材料の処理。
ニンニクは包丁の腹でつぶしておき、タマネギ、ニンジン、セロリ、ピーマンはみじん切りにしておきます。
フードプロセッサー(フードカッター)があればそれを使うとよいです。
ホールトマト缶はボールなどにあけて、皮やヘタが残っていたら取り除き、
トマトはつぶして軽くくずしておきます。トマトの汁もそのまま使います。
種は、旨みになるのでとらないという方もいますが、僕は苦味のもとになるようなので取り除いてしまっています。
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2.ニンニクをいためる。
オリーブオイル、ニンニク、ローリエを鍋にいれて、とろ火でニンニクをいためます。
ポイントとなるのは、オイルが冷たいうちからニンニクをいれて、ゆっくりといためていくことです。
じっくりと炒めれば炒めるほど、それだけニンニクの旨みがオイルに伝わるからです。
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3.野菜とひき肉をいためる。
ニンニクが色づき始めたらニンニクを取り除き、、タマネギ、ニンジン、セロリを加えて中火でいため、
しっとりしてきたら弱火にしてじっくり7-8分いためます。
十分火が通ったらひき肉とピーマンを加えて、ほぐしながら強火でいためます。野菜を一度鍋の端にどけておいていためるとよいです。
火がとおったらすぐに次に進みます。
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4.カレーフレークとトマト缶を加えて煮詰める。
水500cc、カレーフレーク、固形スープ、トマト缶(汁ごと)を加えて弱〜中火にかけます。
カレーフレークは使いやすいので愛用していますが、バー状になっているカレーのルーでもかまいません。
カレーフレークの量は、味を見ながら好きな辛さに調整します。
アクはこまめに取り除き、時々かきまぜるようにし、数十分〜1時間ほどじっくり煮詰みます。
左写真のように、へらにのるくらいまでになったらローリエをとりのぞき、塩と胡椒で調味をします。
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※使用する!
ドライカレーは、上写真のようにライスにかけて、好みで目玉焼きをのせてくずしながら食べるのが王道ですが、
このサイトでは、ドライカレーをカレーミートソースとして使用しているパスタをいくつか紹介しています。
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※カレーはねかしたほうが美味しいとよく言われているように、このドライカレーも、一晩ねかせばより美味しくいただけます。
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※もっと簡単にドライカレーを作る裏技(?)として、ミートソースをベースにする方法があります。
ミートソースとドライカレーは、使用する食材と過程がほとんど同じであるため、
ミートソースにカレーフレークを加えて煮込みなおせば、
ドライカレーとしていただけます。
市販のミートソースを使う場合は少し手を加えます。
包丁の腹でつぶしたニンニクと唐辛子1本をオイルでいためて、(ニンニクと唐辛子を取り除いたあと)牛のひき肉をいため、
そこに市販のミートソースとカレーフレークを加えて煮込めば、それなりにいい感じのドライカレーになります。
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